AI面接を導入する企業が少しづつ出てきています。
応募者がスマホに向かって答えた内容をAIが分析し、表情や声のトーンをスコア化する。
ただし実態として、AIが“面接官の代わり”をしているわけではありません。
AIはあくまで情報整理をしてくれる補助ツールで、最終判断を下すのは人事です。
ここで誤解してはいけないのが、AIを使っても会社の責任はまったく軽くならないという点。
AIの判定に偏りがあったり、説明が不足していたり、応募者に配慮を欠いたりした場合
「AIが判断したので!」とはいきません。
採用の公平性・透明性について説明する責任は、これまでどおり会社にあります。
AI面接を使うなら、仕組みを理解し、人が最終確認を行い、応募者にもきちんと説明することが不可欠です。
どれだけ技術が進んでも、“採用の責任”は会社自身が負う――ということが前提になります。